夜心です。
あなたは今まで怒ってしまって、後悔してしまったことはありませんか?
『怒んなきゃ良かった・・・。』
『また怒ってしまった・・・。』
そんな風に怒った事によって落ち込んでしまった事があるかもしれません。
僕は以前、『感情を抑える必要はありません』という記事を書かせて頂きました。
ですので、もしもあなたが怒りの感情が沸いてきたのであれば抑える必要はありません。
その時はスッキリするまで存分に怒ってください。
僕も稀ですが、怒りの感情が沸いた時は我慢をしません。
しかし、怒ってスッキリするのではなく、
モヤモヤしてしまうのであれば話は別です。
怒ってモヤモヤしない一番良い方法はシンプルに『怒らない』という事。
今日は『沸いてきた怒りの感情を抑える』と言う話ではなく、
『怒りの感情が最初から沸いてこないコツ』についてお話していきたいと思います。
何故怒りの感情が沸いてくるのか?
そもそも、何故怒りの感情が沸いてくるのでしょうか?
怒りの感情と言うのは、大半が
『~してはいけない。』
と言う思い込みから来るものです。
『迷惑をかけてはいけない。』
『働かなくてはいけない。』
『時間を守らなくてはいけない。』
『わがまま言ってはいけない。』
『泣いてはいけない。』
等々、私達は今まで生きてきた中で様々な
『~してはいけない。』
を身に着けてきました。
これを更に言い換えると
『常識』
と言います。
この常識が破られた時に人は怒り出します。
『私は常識を守ってるのに、あいつは常識を破りやがって!』
『迷惑かかるから失敗しないようにしろとあれほど言っていたのに!』
と、許容が出来ないから怒るのです。
そして、自分に対してイライラするのも同じ。
自分の中の常識を守れなかった時に、
『こんな事も出来ないなんて・・・。』
と、あなたは自分自身に対してイライラするのです。
これも、『~してはいけない。』を守れなかった自分が許せないから。
このように『常識』に捉われている人ほど、怒りっぽくなるのです。
さて、ここまで読んで、怒らないようにするコツは分かりましたでしょうか?
そうです、怒らないコツには『許す』という行動が必要なのです。
『怒る』と『許す』の関係
人の怒りが静まる時、そこには必ず『許す』と言う行動が含まれています。
例えば、喧嘩をしたカップルがいたとして、
相手に機嫌を直してもらいたい時には良くこう言いませんか?
『どうしたら許してくれる?』
このように恋人だけに限らず喧嘩した相手から
許してもらう条件を貰おうとした事が、あなたにもあるかもしれません。
他には、自分の子供を叱った時、ひとしきり叱った後に、
反省して落ち込んでいる我が子を見て
『もう許してやるか。』
そんな気持ちになって怒りが収まる事があるかもしれません。
このように『許す』と言う行動には怒りを抑える効果があるのです。
上の例では、
『怒る』⇒『許す』
という順番で怒りを静めています。
これが、怒りを静める上で私達が無意識に行っている行動です。
ではここで、そもそも怒りの感情が沸かないようにするには
どうすれば良いのかを説明します。
それは、順番を逆にしてしまう事。
『怒る』⇒『許す』
から
『許す』⇒『怒る』
に入れ替えてしまうのです。
こうして『怒る』の前に『許す』を入れてしまう事で、
怒りの感情が沸かなくなります。
まぁ、そもそも怒りの感情がなくなるから
『許す』しか残らなくなるんですけどね。(笑)
これは非常に有効な手段ですので、是非覚えておいて下さい。
『許す』と言う行動を起こすために
さて、この怒る前に『許す』という事をする為にはどうしたら良いのでしょう。
まず始めは、もし、あなたがイライラしたり、怒ったりした時、
そこに何の『~してはいけない。』がいるかを探ってください。
必ず見つかるはずです。
そこで『~してはいけない。』が見つかったら、
『~してもいい。』に言葉を直してください。
例えば『迷惑かけてはいけない。』は
『迷惑かけてもいい。』
このように直してください。
それが出来たら次は以下の言葉を口に出して言ってください。
- 『そんな考え方もあるんだなぁ。』
- 『~してはいけないなんて事はない。』
- 『世の中間違いなんてない。』
- 『それはそれで良し。』
この言葉は僕が『許しのワード』と呼んでいるものです。
この言葉を実際に口に出して言う事で、
あなたは『許す』という事が先に出来るようになります。
そしてこの言葉が頭に染み付いていけば、
殆ど怒りが沸いてくる事がなくなることでしょう。
実際、僕は中学の頃までは良く癇癪起こしていましたが、
この考え方を持った事で高校から今まで殆ど怒らなくなりました。
(稀に怒る事がありますが、それはそれで良し。)
是非これから、イライラしたり怒りたくなった時は、
- あなたの中の『~してはいけない。』を探る事。
- 『怒る』⇒『許す』から『許す』⇒『怒る』に少しずつ変えていく事。
- 『許しのワード』を言ってみる。
以上の3つを是非試してみてくださいね。
ではまた次回。
夜心でした。