夜心です。
『プライドが高くて、素直になれないんです。』
『プライドを捨てたいんですけど、捨てられないんです。』
『本当はこんな事言うつもりなかったのに、
プライドが邪魔をしてまた酷い事言ってしまった・・・。』
『酷い事言われてプライドが傷ついた・・・。』
あなたはこのように、自分の持つ『プライド』で悩んだ事はありますか?
プライドが高いと言えばどちらかと言えば、
マイナスイメージの方が強いように思えます。
しかし、実はプライドが高い事はそこまで悪いことではありません。
もしあなたが、自分の持つプライドで苦しんでいるのであれば、
それはプライドを使って『あるもの』を隠しているからです。
今日はそんな『プライド』についてお話していきたいと思います。
2種類のプライド
プライドには2種類あると言われています。
一つは
『誇り』のプライド
もう一つは
『見栄』のプライド
『誇り』のプライドとは
- 自分の軸となるもの
- 自分の貫きたいもの
- 自分が信じているもの
- こうありたいと願う強い意志
の事。
『誇り』は是非持ってもらいたいプライドです。
このプライドに関してはいくら高くても問題はありません。
もし、あなたがプライドで苦しんでいるのであれば、
それは後者の『見栄』のプライドを持っているからです。
人が高いプライドで苦しむ時は『見栄』を使って、
その奥にある『あるもの』を必死に隠そうとしています。
その『あるもの』というのが
- かっこ悪い所を見せたくない。
- 恥ずかしい所を見せたくない。
- 自分の弱い所を見せたくない。
- 仕事が出来ないと思われたくない。
- 自分の中にある劣等感を認めたくない。
という『思い』の事です。
そして、何故この思いを隠そうとするのかと言うと
『傷つくのが怖い。』
『馬鹿にされたくない。』
と、『自分を守る』為です。
しかし、そう思いつつも、
- かっこ悪い自分も認めて貰いたい。
- 恥ずかしい自分も認めて貰いたい。
- 自分の弱い所も愛して貰いたい。
- 仕事が出来なくても良いと言われたい。
と、『本当の自分を見て欲しい』という『思い』も必ず持っています。
この真逆の『2つの思い』が自分の中でぶつかり合っている為、
苦しい思いをする事になるのです。
プライドの高い自分と付き合っていく為に。
では、プライドで苦しまないようにする為にはどうしたら良いのでしょうか?
まず、覚えておいて欲しいのは、
『プライドが高い自分』も、
『そのプライドで隠した本当の自分』も、
両方紛れもなく自分自身であるという事。
『プライドが高い。』
『劣等感がある。』
という事自体は悪い事ではありません。
それを悪い事として認めようとしないから、
自分を苦しめる事に繋がるのです。
だから必要なのは、片方の自分だけを認めるのではなく、
両方の自分を認めてあげる事。
- プライドが高い自分も良し。
- 見栄を張ってる自分も良し。
- かっこ悪い自分も良し。
- 恥ずかしい自分も良し。
- 弱い自分でも良し。
- 仕事が出来ない自分でも良し。
- 劣等感を持った自分も良し。
こうして両方とも認めてあげる事で、
『2つの思い』がぶつかる事はなくなります。
つまり『見栄』のプライドが高い人は
プライドの高い自分も認める勇気
自分は弱い人間ですと認める勇気
この2つの勇気を持ってください。
この2つの勇気を持つ事で、
『見栄』のプライドは次第に『誇り』のプライドへと変わっていきます。
そして自分は弱いと認める事が出来れば、例えプライドが高くても
他人の弱点も認める事が出来るようになり、
他人の行動にいちいちイライラする事もなくなっていきます。
こうして両方の自分を認めていく事が出来れば、
自分を苦しめていたプライドと上手に付き合っていく事が出来るようになるでしょう。
ですので、
プライドが高い自分。
そのプライドに隠れた本当の自分。
どちらも紛れもなく自分自身だという事を決して忘れないでくださいね。
まとめ
それでは今日のまとめです。
- プライドには『誇り』のプライドと『見栄』のプライドがあるという事。
- 『見栄』のプライドは本当の自分を隠そうとする事。
- 『見栄』のプライドを持った自分も、それに隠された自分も、
両方とも紛れもなく自分自身であるという事。 - その両方の自分を認めてあげる勇気を持つ事で苦しみから開放される事。
是非覚えておいてください。
ではまた次回。
夜心でした。