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夜心です。

今日は『不安の正体』についてお話します。

私達は様々な不安を抱えていると思いますが、
その『不安の正体』について考えた事はありますか?

不安は数多くあれど、元を辿ってみれば、
一つの考え方に辿り着きます。

今日の記事では『不安の正体』とは一体何なのか?

その不安を解消するにはどうしたらいいのか?

以上の2点を説明していきたいと思います。

不安の正体

この記事でも少し触れましたが、不安の正体とは

『元に戻らないかもしれない』と言う思いの事です。

殆どの不安にはこれが当てはまります。

人は『元に戻らない』という事を非常に恐れます。

例えば愛着の沸いた持ち物が壊れてしまった時、
ショックを受けるのもこの為です。

なんとかして直そうと思っても、

『元に戻らなかったらどうしよう・・・。』

『余計壊しちゃったらどうしよう・・・。』

と思って自分で直せない事もあったのではないでしょうか?

そこへ、専門家等がやってきて、

『あぁ、これくらいなら簡単に直せるよ!』

と言われれば凄くホッとするはずです。

そして専門家に

『直してあげるよ!』

と言われれば更に不安が吹き飛ぶことでしょう。

逆に専門家に

『あー、これはもう直せないね・・・。』

と言われれば酷く落ち込んでしまうのは想像に難くありません。

このように人は

『元に戻せなかったらどうしよう。』

と思うことで強く不安を感じます。

そしてそれが

『元に戻せる。』

と分かれば、安心する事が出来るし、
勇気を出して自分で何とかしてみようとも思えます。

それは人間関係でも同じです。

人は今の自分の立場や、今まで作り上げてきた人間関係が
崩れてしまうのを恐れます。

『こんな事言って嫌われたらどうしよう。』

『迷惑かけて嫌われたらどうしよう。』

『頑張らないと悪口言われてしまう。』

『失敗して居場所がなくなったらどうしよう。』

『この位頑張らないと、認めてもらえないんだ。』

これらの考えも全て

『元に戻らないかもしれない。』

という不安です。

『人間関係を壊したくない。壊したら戻せない。ここに居辛くなる。』

『居場所がなくなったら、今の私の立場が壊れてしまう。壊れたらどうしよう。』

『頑張らないと、どんどん周りに置いていかれちゃう。』

『頑張らないと、私の価値がどんどん下がっていっちゃう。』

このように、今の立場、人間関係、居場所等が崩れるのを恐れているわけです。

そして一度崩れてしまったら、直せない、もしくは直すのに凄く苦労する。

そう思うから不安で仕方なくなるのです。

そして人から嫌われないように、

自分の立場を落とさないように、

居場所がなくならないように、

『自分を殺してまで人に合わせる癖』

がついてしまったのです。

あなたもそんな癖がついてしまっていませんか?

その癖を直さないと一生

『元に戻せなかったらどうしよう』

の不安と付き合って行く事になります。

『元に戻せなかったら・・・』が足を引っ張る

あなたは『自分を変えたい』と思ったことはありますか?

そしてそう思いつつもどうにも変われなくて自分にイライラ。

そんな事もあるかと思います。

実はこれも『元に戻せなかったら・・・』が足を引っ張っているのです。

人は変わりたいと願っていながらも、

『もし、変えるのを失敗して今より悪くなったら・・・。』

『もし、自分が自分じゃなくなってしまったら・・・。』

と無意識の内に考えて『現状維持』を選ぶのです。

変わりたくても変われない、これがその理由です。

(以下の記事でも詳しく解説してますので良かったら読んでみてください。)
性格は変えようと思っても変えられない
自分を変えたくても出来ない本当の理由

このように

『元に戻せなかったら、どうしよう・・・』

という思いはあなたの足を引っ張ってしまう存在なのです。

不安を解消する為に

では、どうすれば

『元に戻せなかったら、どうしよう・・・』

の不安から逃れられるのでしょうか?

それは自分を信じる事です。

その自分を信じるという事がなかなか出来なくて
困っているのは重々承知しています。

ですので最初は信じられなくても良いので、
次の言葉を自分にかけてあげてください。

  • 『失敗して元に戻れなくても私は大丈夫。』
  • 『失敗しても元に戻せるから私は大丈夫。』
  • 『失敗しても私の価値は変わることはない。』
  • 『寧ろ失敗しても、私の価値が上がるんだ。』
  • 『失敗をするという事は私は勇気を出した証拠だ。』

このように自分に言い聞かせ続けて下さい。

言い続けて、言い続けて、

『ある程度自信が持てるようになったかな?』

と思ったら、

『嫌われても良いから、自分を貫く。』

『認めてもらえなくても良いから、頑張るのを辞めてみる。』

『居場所がなくなったとしても、やりたい事をする。』

と、勇気を出して今まで出来なかった事に挑戦してください。

先程の言葉はあくまでも心の準備になります。

最後は勇気を出せるか出せないかの選択です。
(なかなか勇気が出せなければこちらを読んでみてください。)
自分嫌いを克服する為の勇気の出し方

勇気を出して飛び込んで初めて

『本当に大丈夫だった!』

という自信に繋がります。

一度飛ぶ事が出来れば後は自然に前に進めることでしょう。

ですがそこで、なかなか勇気が出せなかったり、
勇気を出そうと思ったのに尻込みしてしまうかもしれません。

そうすると

『勇気が出せない私はやっぱりダメなんだ。』

と自分を責めてしまいがちになります。

しかし、勇気を出せなかったからと言って、
決してあなたが価値のない人間という事はないので安心してください。

あなたは今日ここで

『不安の正体』

不安の解消の仕方』

が分かっただけでも大きく一歩前進出来たのです。

そしてもし勇気が出せなかった時に大切なのは、
勇気を出せなかった自分を責めるのではなく、

『少しでも勇気を出そうとした自分』

を褒める事。

そうやって褒める事で

『今の自分を認める。』

『今の自分でも良いんだ。』

と言う自信に繋がります。

これはこれで自分を信じる事になるので、
少しずつですが不安を解消してくれる事でしょう。

勇気を出した自分に○

勇気を出せなくても自分に○

そうやって、自分にどんどん○を付けてあげてくださいね。

まとめ

それでは今日のまとめです。

『不安の正体』とは『元に戻らなかったらどうしよう』という思いの事。

その不安を解消するためには自分を信じる事。

  • 『失敗して元に戻れなくても私は大丈夫。』
  • 『失敗しても元に戻せるから私は大丈夫。』
  • 『失敗しても私の価値は変わることはない。』
  • 『寧ろ失敗しても、私の価値が上がるんだ。』
  • 『失敗をするという事は私は勇気を出した証拠だ。』

と心の準備をして、今まで出来なかった事に勇気を出して挑戦する事。

もし、そこで勇気が出なかったとしても、

『少しでも勇気を出そうとした自分を褒める事』

以上の事を覚えて置いてくださいね。

ではまた次回。

夜心でした。

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