夜心です。
私たちは普段生活していると『小さな幸せ』を見落としがちです。
その『小さな幸せ』が無数にあるのに、
『なんかいいことないかなぁ・・・。』
『幸せになりたいなぁ・・・。』
と、考えてしまうことはありませんか?
そこで、今日は最近ふと自分が気付いた、
『幸せは見えなくても確実にある』
という事についてお話していきたいと思います。
街中で見た星が教えてくれた事。
最近、夜に外に出てゆっくり星を眺めています。
今僕が住んでいるところは街中なのでそう多くは見えないのですが、
それでも全く見えないわけではないので、少ないながらも楽しんでいました。
その星をジーっと眺めているうちに気付いた事があります。
それは、星と幸せは似ているのかも知れないという事です。
星の光は穏やかで、とてもか弱いので、
街の光程度の明かりでも直ぐに見えなくなってしまいます。
しかし、例え街の光にかき消され見えなかったとしても、
そこに星は確実にあるのです。
それが昼間、一番強い光である太陽の光の下であっても、
星は見えないだけで絶対にある。
そして空が一面雲に覆われていたとしても、
その奥には星は確かにある。
星をジーっと眺めているとふと、そう気付いたのです。
そして、街の光で見える星が減っていたとしても、ジッと空を見ていると、
今まで見えていなかった小さな星の光も見えるようになってきます。
ふと何気なく夜空を見たときに見えなかった星が、
見ようとすれば見えるのです。
それに気付いた時、なんだか嬉しくなりました。
そこで、これは僕達の周りにある幸せと同じ事なのだと思ったのです。
星と幸せの共通点
僕達の周りには、小さな幸せと言う光が沢山溢れています。
しかし、その小さな幸せの光は、
それよりも大きな光によって簡単にかき消されてしまうのです。
その大きな光と言うのが、
- 『怒り』
- 『悲しみ』
- 『苦しみ』
等といった『マイナス感情の光』です。
これが先程の『街中の光』と言えるでしょう。
この『マイナス感情の光』に、小さな光はかき消されて、ついつい
『自分はなんて運が悪いんだ。』
『自分はなんて不幸なんだ。』
『何か良いことないかな。』
『幸せになりたい・・・。』
等と思ってしまいがちです。
ただ、見えなくなってしまっているだけで、そこには確実に『ある』のに・・・。
そして『マイナス感情の光』とは別にもう一つ『大きな光』が存在します。
それが、
- 『嬉しい出来事』
- 『楽しい出来事』
- 『幸せな出来事』
といった『プラス感情の光』
実は、この『プラスの感情』も大きな光になるのです。
この大きな幸せが先程で言う『太陽の光』です。
このプラスの出来事が大きければ大きいほど、
その光しか見えなくなってしまいます。
大きな光は、眩しければ眩しいほど、
それよりも弱い光を見えなくしてしまうのです。
しかし、どんなに強い太陽の光でも、夜がやってきたり、
一度『雲』に隠れてしまえばその光は遮られてしまいます。
この『雲』の役割をしているのが
- 『病気』
- 『怪我』
- 『災害』
- 『失敗』
等といった『不幸な出来事』のことです。
これはつまりは太陽の光である楽しい出来事があったとしても、
そこに『怪我』と言う『雲』で覆われてしまったとしたら、
光が遮られ、それまでの楽しかった気分が損なわれてしまうという事。
そしてその楽しかった出来事が大きければ大きいほど、
自分の中にあった光が失われてしまったように感じます。
『あんなに楽しかったのに・・・。』
『楽しかった頃に戻りたい・・・。』
大きな光を浴び続けた人ほど、その光を失った時、
全ての光が失われたように感じて大きく落胆してしまうのです。
星も幸せもそこには確実に『ある』
『街の光』(マイナス感情の光)
『太陽の光』(プラス感情の光)
『雲』(不幸な出来事)
によってかき消されてしまっている『小さな星の光』
それが『小さな幸せ』です。
その光は本当に小さいので、意識をしないとなかなか見えません。
しかし、逆に言えば、見ようとすれば見えるわけです。
もしそこで見えなかったとしても、
そこに小さな光が『ある』のは疑いようのない事実です。
『街の光』で見えなくなっていても、そこに必ず星は『ある』
『太陽の光』で全く見えなくても、そこに必ず星は『ある』
『雲』に覆われていたとしても、そこに必ず星は『ある』
これと同じように『小さな幸せ』も、
意識を向ければそこには必ず『ある』のです。
- 今日も帰る家がある。
- 今日も暖かい布団で寝られる。
- ご飯が美味しく食べられた。
- お風呂が気持ち良い。
- 暖かい飲み物が美味しい。
- 大切な家族と話が出来た。
- 今日も無事一日を終えられた。
- 今日も心臓が動いてくれている。
等々、普段何も思っていなかったことに意識向けてみれば、
小さな光を放った幸せがそこにあることに気付けます。
それこそ、見えていないだけで、
幸せは星の数ほどあるのです。
その無数にある小さな光を沢山集める事が出来れば、
大きな光に負けない、暖かな光が心の中に広がることでしょう。
あなたの心が大きな光や雲によって、
小さな光が遮られたと感じた時は、
是非その小さな光に意識を向けて、
心の中に綺麗な星空を作って貰えたらなと思います。
もし、あなたが大きな光の中から小さな光を拾い集め、
綺麗な星空を心の中に作る事が出来たのであれば、
あなたの人生は多くの幸せに溢れた、
素晴らしいものになるのは間違いないのです。
今日は少し抽象的な話になりましたが、
少しでもこの考えに共感してもらえれば幸いです。
それでは、今日はこの辺で。
夜心でした。